タクシーの上座と下座|席順・乗り降り・支払いのマナー

運転手がいるセダン型のタクシーでは、一般に後部座席の運転席側が上座、助手席が下座とされます。ただし、席次は相手に不便を強いるための規則ではありません。乗り降りのしやすさ、体調、荷物、本人の希望を確認して決めます。

セダン型タクシーの基本席順

3人で乗るなら後部の2席と助手席を使い、狭い中央席を空ける方が実用的です。4人乗車では中央席を使いますが、長距離なら車種を大きくする選択も検討します。

席次より優先すること

状況案内の考え方
足腰に不安がある歩道側から乗り降りしやすい後部助手席側を提案する
大きな荷物がある荷物の出し入れと降車順を考え、無理に奥へ移動させない
酔いやすい本人が楽な席を確認し、必要なら助手席も選択肢にする
ミニバン・ワゴン車種ごとの段差、スライドドア、座席の向きで案内を変える

乗る前に決める4項目

  1. 配車アプリや予約名を誰が確認するか
  2. 運転手へ行き先と到着希望時刻を誰が伝えるか
  3. 料金・領収書・アプリ決済を誰が担当するか
  4. 到着後、誰が先に降りて建物へ案内するか

助手席の人が必ず道案内をするという決まりはありません。アプリで目的地を共有している場合でも、入口、建物名、降車場所を代表者が確認します。

乗り降りと車内での注意

  • 車道側へ回り込まず、運転手の案内と周囲の交通を確認する
  • ドアを自分で開閉する車両か分からないときは、運転手の操作を待つ
  • 後部座席を含め、乗車した全員がシートベルトを着用する
  • 降車前にスマートフォン、資料、傘、領収書を確認する
  • 社名、金額、顧客情報など機密性の高い会話や画面表示を避ける

同僚が運転する車との違い

同僚や取引先本人が運転する車では、助手席を上座と考える慣行があります。運転者と会話しやすい一方、乗車する人の体調や希望で後部座席を選んでも失礼ではありません。タクシーの席順をそのまま当てはめず、運転者との関係と安全で判断します。

参考情報

最終確認日: 2026年8月24日

席を決める前に安全条件を確認する

全席でシートベルトを着用

警察庁は、後部座席を含む全ての座席でシートベルト着用が義務であると案内しています。席次を理由に、ベルトを正しく着用できない席や、無理な定員で乗車してはいけません。

判断実務上の対応
後席3人では狭い大型車を手配するか2台に分乗する
乗降に時間が必要安全な停車場所と歩道側の席を運転手へ相談する
支払いをまとめたい予約者・アプリ決済者・領収書の宛名を乗車前に決める
取引情報を話したい車内では固有名詞や金額を避け、到着後の場所で確認する

移動を伴う業務全体は出張のビジネスマナー、移動後の記録は出張報告書、車内で扱う情報は情報セキュリティも確認してください。

参考情報

最終確認日: 2026年8月24日。

スポンサーリンク