営業・提案の進め方|BtoB商談7ステップと確認項目
BtoB商談は、話術で相手を押し切る場ではありません。相手の状況を一緒に整理し、解決すべき課題、選択肢、判断材料、次の行動を合意する対話です。商談の目的が情報交換なのか、要件整理なのか、採用判断なのかによって、到達点を変えます。
営業・提案・交渉の違い
| 行為 | 主な目的 | 確認すること |
|---|---|---|
| 営業 | 顧客との接点をつくり、課題解決の機会を育てる | 誰のどの課題を扱うか |
| 提案 | 課題に対する解決策と実行方法を示す | 効果、費用、リスク、実現条件 |
| 交渉 | 双方の条件や役割を調整して合意点を探す | 価格、範囲、納期、責任分担 |
三つは連続していますが、同じではありません。ヒアリング不足のまま値引き交渉へ進むと、相手が重視する価値や条件を取り違えやすくなります。
BtoB商談の7ステップ
- 事前準備:企業情報、参加者、仮説、面談目的、確認したい事項を整理する。
- ヒアリング:現状、目標、影響、制約、関係者、判断時期を聞く。
- 課題合意:「何を解決する商談か」を相手の言葉で要約し、認識を合わせる。
- 選択肢の提示:一案に決め打ちせず、実行方法と比較軸を見せる。
- 提案:推奨案、その理由、効果の前提、費用、導入方法を説明する。
- 懸念整理:疑問と欠点・制約を分け、回答または追加確認につなげる。
- 意思決定・次の行動:社内判断の条件と時期を整理し、次に誰が何をするかを合意する。
商談前に用意するメモ
- 今回の面談で相手が持ち帰れる情報
- 公開情報から立てた課題仮説と、仮説が外れた場合の質問
- 現場担当者、利用者、決裁者、法務・情報セキュリティなどの関係者
- 価格以外の比較軸と、導入できない条件
- その場で答えられない事項の確認先
商談終了時に残す5つの成果
| 成果 | 確認例 |
|---|---|
| 課題 | 優先して解決する業務と、その理由 |
| 判断基準 | 費用、効果、使いやすさ、安全性、納期などの優先順位 |
| 未確認事項 | 追加調査が必要な質問と回答担当 |
| 関係者 | 次回までに説明・確認する部署や人 |
| 次の行動 | 担当者、期限、提出資料、次回日程 |
避けたい進め方
- 相手の話を聞く前に、自社商品の説明を始める
- 課題の認識がずれたまま、提案書だけを作り込む
- 根拠のない限定条件や不利益を示して決断を急がせる
- 質問へ推測で答え、後から説明を変える
- 「検討します」で終わり、次の確認事項を決めない
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