ビジネスマナー講座は社会人の方にきっと役に立つ、日常のビジネスマナーや勘違いしやすい項目等について1記事1テーマで解説するブログサイトです。皆様のビジネス力向上のお役に立てば幸いです。
電話のかけ方|「お手すきでしょうか」の使い方と基本手順
会社名・氏名の名乗り、担当者への取り次ぎ依頼、用件の切り出し方と、相手の時間を確認する表現を説明します。
電話をかけるときは、相手がこちらをすぐ認識できるよう、会社名、氏名、用件を簡潔に伝えます。長くなりそうな場合は、最初に時間を確認します。
電話は相手の時間を借りる連絡手段
電話をかける前に、目的、相手に確認したいこと、必要な資料、折り返し先を整理します。電話は相手の作業を中断させるため、メールやチャットで済む内容かも考えます。
話し始めは、会社名、氏名、相手に取り次いでほしい人、用件を短く伝えます。長くなりそうな場合は、今話してよいかを確認し、必要ならメールで要点を送ります。
- かける目的を一文で言えるようにする
- 相手の忙しい時間帯を避ける
- 不在時に残す伝言を準備する
基本の流れ
- 名乗る:「お世話になっております。株式会社○○の□□と申します」
- 相手を確認する:「△△様はいらっしゃいますでしょうか」
- 用件を短く伝える:「□□の件で確認があり、お電話いたしました」
- 時間を確認する:「ただいま2、3分ほどお時間よろしいでしょうか」
- 結論から話す:依頼、確認、報告を先に伝える
電話で「お手すきでしょうか」は失礼か
「お手すきでしょうか」は、相手の手が空いているかを尋ねる敬語であり、表現自体が誤りというわけではありません。ただし、電話の目的や所要時間が分からないまま「手が空いていますか」と聞くと、相手は対応できるか判断しにくくなります。
担当者本人が電話に出たときは、「ただいま2、3分ほどお時間よろしいでしょうか」と所要時間を示す方が明確です。急ぎでない依頼を残す場合は、「お手すきの際にご確認ください」のように使います。
| 場面 | おすすめの表現 | ポイント |
|---|---|---|
| 担当者本人へ今話せるか聞く | ただいま2、3分ほどお時間よろしいでしょうか | 所要時間を示し、相手が判断しやすくする |
| 急ぎでない確認を依頼する | お手すきの際にご確認いただけますでしょうか | 期限がある場合は「本日中」などを添える |
| 受付へ担当者の取次ぎを頼む | 田中様はいらっしゃいますか | 今取り次げるかを平易に尋ねる |
| 不在時に折り返しを依頼する | ご都合のよい時間に折り返しいただけますでしょうか | 希望時間と連絡先を伝える |
「ご在籍でしょうか」と「ご在席でしょうか」の違い
「在籍」は会社や団体に所属していること、「在席」は職場の自分の席についていることです。そのため、「田中様はご在籍でしょうか」と尋ねると、田中さんがその会社に所属しているかを確認する意味になります。
今、電話を取り次げるか尋ねたい場合は、「田中様はいらっしゃいますか」が自然です。「ご在席でしょうか」も語義には合いますが、相手が会議や社内の別の場所にいる可能性もあるため、電話では「いらっしゃいますか」の方が状況を限定しません。
「お手つきでしょうか」は誤り
「お手つき」は「お手すき」の聞き違い・言い間違いです。電話では「お手すきでしょうか」、より具体的にするなら「ただいまお時間よろしいでしょうか」と伝えます。
担当者に代わった後
担当者が出たら、再度会社名と氏名を名乗ります。取り次いだ方に名乗っていても、担当者本人は聞いていないことがあります。最後は「本日はありがとうございました。失礼いたします」と締め、相手が切ったことを確認してから静かに電話を置きます。
関連記事
電話をかける前の準備と、取次ぎ・不在時の対応も確認できます。