ハードシップ手当

ハードシップ手当とは、会社が従業員の海外赴任の際に支払う手当の一つ。海外赴任における、その国や地域の生活困難度に対して支払われる手当。海外での生活は日本と同水準の快適な生活を送ることは難しく、インフラ、治安、衛生、教育、レクリエーションなどの生活環境に違いがある。こうした違いを評価し年ごとのハードシップレベルを評価し、それに応じた金額を支給することで駐在員の業務意欲や納得感を向上させる狙いがある。



役職定年

役職定年(やくしょくていねん)とは、特定の役職(管理職)の定年を意味する。会社を退職するわけではなく、55歳といった節目の年齢になる際に、一定以下の管理職はその任を解かれて一般職員(平社員)となる。



最低賃金

最低賃金とは、使用者が労働者に対して支払わなければならない最低限度額の賃金のこと。日本以外にも多くの国で利用されている。厚生労働省の審議会が議論して決定し、反映される。日本の場合は都道府県ごとに経済状況などを参考に決定している。



標準報酬月額

標準報酬月額(ひょうじゅんほうしゅうげつがく)とは、社会保険(厚生年金や健康保険)の保険料を決めたり年金の受取額を決める時の計算のもとになる収入(月収)のことを指す。報酬そのものではなく、○万円~×万円という一定の範囲で区切られた金額となっている。



ブラックバイト

ブラックバイトとは、社員から搾取したり労働基準法等の法律を守らないブラック企業のアルバイト版。大学生などに違法な労働をさせるアルバイトのことをさす。中京大学の大内裕和教授が2013年に提唱した。試験期間中も休ませない、過大なノルマを課す、長時間労働などが代表的。



社会保険の3/4ルール

社会保険の3/4ルールとは、企業が従業員を社会保険(健保+厚生年金)に加入させなければならないルールのこと。勤務時間および勤務日数が正社員の3/4を超える場合には、パート従業員やアルバイトであっても加入させなければならない。



月給制

月給制(げっきゅうせい)とは、労働基準法における賃金体系の一つ。年俸制と対義的に用いられることが多い。なお、月給制は大きく「狭義の月給制」と「月給日給制」の二つに分類することができる。それぞれの違いは以下の通りである。



年俸制

年俸制(ねんぽうせい)とは、年俸という名前の通り、給料を年単位で支払うという給与体系。ただし、日本の労働基準法による規制(毎月支払いの原則)のため、年俸制を採用している場合でも実際には年俸額を12ヶ月で割ったものが毎月支給される。



職位等級制度

職位等級制度(しょくいとうきゅうせいど)とは、企業の人事制度の一つ。人事における評価を「職位(ポジション・役職)」と「等級(そのポジションにおける能力)」により行う仕組みのこと。組織構造が決まっている大企業での運用が多い。



職能給

職能給(しょくのうきゅう)とは、従業員が持つ能力の大きさによって決まるという給与体系のこと。従業員が持つ能力上昇に応じて給料も上昇させていくという制度。聞こえは良いが一般的には職位等級制度により給与水準が年功序列的に増加していく形となる。



職務給

職務給(しょくむきゅう)とは、従業員の職務内容に応じて支払う給料のこと。または、そうした給与体系性どのこと。職能給とは異なり、その人が付いている職務(一般には役職)により給与の額が決定すること。例えば、営業部長であれば年700万円、総務部長であれば年670万円といった具合。



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