職能給
職能給とは、従業員が保有し仕事で発揮できる能力を等級化し、その職能資格や能力段階に応じて決める賃金です。
何を「能力」として評価するか
知識量だけでなく、業務を自律して進める力、問題解決、関係者調整、後輩指導など、仕事で確認できる行動へ分解します。「総合力」「人物力」のような抽象語だけでは評価者ごとの差が大きくなります。
職務給との違い
| 観点 | 職能給 | 職務給 |
|---|---|---|
| 基準 | 人が持つ職務遂行能力 | 担当する職務の価値 |
| 異動 | 能力等級を維持しやすい | 職務変更で再評価しやすい |
| 利点 | 長期育成、柔軟な配置 | 役割と処遇を説明しやすい |
| 課題 | 能力と仕事・賃金がずれやすい | 職務境界が曖昧だと運用しにくい |
能力要件を作る手順
- 職種ごとの主要業務と成果を洗い出す
- 初級・中級・上級で任せられる範囲を分ける
- 観察できる行動例と必要スキルを定める
- 評価結果を研修・配置・昇格要件へつなぐ
運用で確認すること
能力が高いと評価されても、その能力を使う役割がない状態が続けば、賃金と貢献がずれます。定期的に職務、役割、スキル需要を見直し、リスキリングと配置をセットで考えます。
参考情報
最終確認日: 2026年8月3日
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