職務給
職務給とは、担当する職務の内容、責任、難易度、必要能力など、職務の価値を基準に決める賃金です。人そのものの潜在能力を主な基準にする職能給と区別されます。
職務給を決める4つの作業
- 職務分析: 実際の仕事、責任、権限、関係者を把握する
- 職務記述: 目的、主要業務、成果責任、必要要件を明文化する
- 職務評価: 難易度や影響範囲を共通基準で比較する
- 賃金レンジ: 社内均衡と採用市場を踏まえて幅を決める
職能給・役割給との違い
| 方式 | 主な基準 | 向く場面 |
|---|---|---|
| 職務給 | 現在担当する職務の価値 | 専門職、職務が比較的明確な組織 |
| 職能給 | 保有する職務遂行能力 | 長期育成、幅広い配置転換 |
| 役割給 | 組織内で期待される役割 | 職務境界が動きやすい管理職 |
異動・兼務で起きる問題
職務が変わったのに賃金が据え置かれる、兼務の責任が評価されない、同じ職務名でも実態が違う、といったずれが起こります。職務変更時の再評価、レンジ内昇給、降格・降給の条件、経過措置を規程で決めます。
雇用形態による待遇差
正社員とパート・有期雇用労働者の待遇差は、職務内容や配置変更の範囲などを踏まえて説明できる必要があります。「職務給」という名称だけで差が合理化されるわけではありません。
参考情報
最終確認日: 2026年8月3日
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