有効求人倍率

有効求人倍率(ゆうこうきゅうじんばいりつ)とは、公共職業安定所(ハローワーク)で取り扱った有効求人数を有効求職者数で割ったものとなる。雇用状況を知るための重要な統計資料の一つである。有効求人倍率は主に景気の一致指標として見られる。



ジニ係数

ジニ係数(じにけいすう)とは、国家内における所得水準の格差を示す指標です。結果が「1」に近いほど格差が進行しているとされ、「0」に近いほど平等な状態であることを示します。日本においては、80年代から緩やかな上昇傾向にありますが、格差社会が社会問題となったここ数年間において極端な上昇傾向は見られません。



失業率

失業率(しつぎょうりつ)とは、就業したいと考えているものの就業できない(しない)人が労働人口に対してどれだけいるかを示す統計指標です。完全失業率と呼ばれることもあります。日本では従来終身雇用や年功序列などの雇用慣習により失業率は他の先進国と比較しても低い水準にありましたが、近年は雇用の流動化が進み景気により大きく左右される指標の一つとなっています。



購買力平価

購買力平価(こうばいりょくへいか)とは、世界各国における物価水準の比較に用いられる通貨の換算レートのことを指します。例えばアメリカと日本で買えるモノの現地価格を比較することで算出できる指標の一つです。



消費者物価指数

消費者物価指数(しょうひしゃぶっかしすう)とは、国内の物価水準を測る為の経済指標の一つです。物価とはある国における一定期間におけるモノやサービス価格の平均値を指します。消費者物価指数は普段買っているモノやサービスの価格を示すデータとなっています。



三面等価の原則

三面等価の原則(さんめんとうかのげんそく)とは、マクロ経済における基本的な考え方で、一国経済は「生産(付加価値)」「分配(所得)「支出」という三つのどの観点から見ても、理論的にはその金額は等しくなるという意味です。経済をマクロ経済の観点から見る際の基本原則の一つです。



国民所得

国民所得(こくみんしょとく)とはNI(National Income)とも呼ばれる経済統計の一つです。国民がある一定期間(通常は1年)に獲得した所得の合計値を指します。国民所得の計算方法は、国民総生産(GNP)から固定資産減耗(減価償却)を差し引いた国民純生産(NNP)からさらに間接税(消費税など)を差し引くことで計算することができます。



GNP

GNP(ジーエヌピー)とは、国民総生産とよばれる経済統計の一つです。一国の国民全てが一定期間(1年間)に生産したモノとサービスの総計を示す指標です。GDPと似ていますが、国外での生産も統計には含まれます。対して外国人の国内での生産は含まれません。



QE

QE(キューイー)とは、Quick Estimationの略称で内閣府が四半期(4ヶ月)ごとに発表しているGDP速報値のことです。四半期ごとのGDPの速報値について発表しているもので国民経済計算速報とも呼ばれます。なお、QEにおけるGDPはGDE(国内総支出)から計算されたものでやや正確性に難があります。



CI

CI(シーアイ)とは、景気状況の度合いを調査する指標の計算方法です。「C.I.」とはComposite Index(コンポジットインデックス)の略称。現在では内閣府が行っている景気動向指数で平成20年からさ移用されている計算方法です。



DI

DI(ディーアイ)とは、日銀短観で派票される業況判断指数DIが有名ですが、「D.I.」とはDiffusion Index(ディフュージョンインデックス)の略称で、景況感などの判断を指数化したものです。DIの算出方法は、判断項目について「良く」「普通」「悪い」の三つの選択肢を用意し、それを単純集計して「回答数構成百分比」を算出し計算式により計算して求めています。



遅行指標

遅行指標(ちこうしひょう)とは、景気動向を示す経済指標の中でも特に、景気の流れよりもやや遅れて現れてくる経済指標のことを指します。遅行指標は主に後から当時の景気状況を把握するための確認として用いられることが多い指標といえます。



一致指標

一致指標(いっちしひょう)とは、景気の動向を示す経済指標のうち、景気の動きとほぼ同時期に変動を示すとされている経済指標の総称です。現在の景気状況がどのような状況なのかを把握する上で活用される指標です。



先行指標

先行指標(せんこうしひょう)とは、景気の動向を示す経済統計の中でも、特に景気に先駆けて動く指標の総称です。将来の景気がどのようになるのかを予測する上での材料として活用されます。



景気動向指数

景気動向指数(けいきどうこうしすう)とは、様々な名景気指標の中でも特に景気に対して影響を受けやすい合計29の指標のことで毎月内閣府が発表している指標のことを指します。先行指標12個、一致指標11個、遅行指標6個が該当します。



景気指標

景気指標とは、景気の状態を指し示すデータのことを指します。多くの場合、政府や民間が発表している経済統計のことを指し、その中でも特に景気と密接に関係のあるものをさします。景気指標と呼ばれるデータには多数ありますが、それぞれは「先行指標」「一致指標」「遅行指標」の三つに分類することができます。



GDP

GDPとは、国内総生産と呼ばれる経済指標の一つでその国の経済力をはかるモノサシの一つとして利用されることが多い経済統計値です。GDPは一国内において生産された付加価値の合計とされます。言い換えるとモノやサービスの生産量ともいわれます。



日銀短観

日銀短観(にちぎんたんかん)とは、日本銀行が四半期(年4回)実施する国内企業を対象としたアンケートで景気に関する調査報告をまとめたものです。正式名称は企業短期経済観測調査と呼ばれます。日銀短観の中でも有名なのが業況判断指数(DI)です。



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