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購買力平価

購買力平価についての説明です。

購買力平価(こうばいりょくへいか)とは、世界各国における物価水準の比較に用いられる通貨の換算レートのことを指します。例えばアメリカと日本で買えるモノの現地価格を比較することで算出できる指標の一つです。

ある金額を持っていても時代や場所により購入することができるモノやサービスの量は異なります。この一定のお金でモノやサービスを変える力のことを「貨幣購買力」と呼びます。各国間の為替は日々変動しておりますので、国ごとの貨幣購買力も異なってきます。これを換算するために一つのモノや各国の通貨で購入するにはいくら払えばよいのかを示す指標が購買力平価です(PPPと呼ばれることもあります)。
例えば日本とアメリカの購買力平価を考える場合、同じ品質を持つ商品の価格が日本では1,000円、アメリカでは12ドルという場合、円と米ドルは1000円=12ドルと同じ購買力を持つと考えられます。すると1ドル=83.33円というように計算することができます。
なお、一般的に購買力平価の統計としては内閣府またはOECD(経済協力開発機構)が集計発表しています。この購買力平価については為替レートに対する水準としても影響を与えるとされ、為替レートは購買力平価により決定されるという理論のことを「購買力平価説」と呼びます。

 

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