1on1ミーティングとは?評価面談との違い・質問例・進め方
1on1ミーティングとは、上司と部下などが定期的に行う一対一の対話です。進捗確認だけで終わらせず、本人が仕事、成長、困り事を整理し、必要な支援と次の行動を決める時間として設計します。
評価を伝える場と、本人の内省・支援の場を分ける
| 比較 | 1on1 | 評価面談 |
|---|---|---|
| 中心 | 本人の経験、課題、成長、支援 | 評価結果、根拠、処遇、次期目標 |
| 頻度 | 週次・月次など定期的 | 半期・年次など制度に合わせる |
| 会話 | 本人が話す時間を多く取る | 評価者の説明と双方の確認 |
| 記録 | 次の行動と必要な支援を中心に残す | 評価制度に定める記録を残す |
頻度や15〜30分という時間は一般的な設計例で、法定義務ではありません。目的、人数、勤務形態に合わせ、継続できる間隔にします。
短い時間を4段階で進める
1 状態今の気分・負荷を確認2 経験うまくいったこと・詰まり3 内省何を学び、どう考えたか4 次の行動本人の一歩と上司の支援
前回の約束を確認してから、今回扱いたいテーマを本人に選んでもらいます。上司がすぐ解決策を話すのではなく、状況、本人の見立て、望む状態を質問し、助言が必要かを確かめます。
場面別の質問例
| テーマ | 質問例 |
|---|---|
| 状態 | 「今週の仕事の進めやすさを10点満点で表すと何点ですか」 |
| 成果 | 「うまくいったことは何ですか。再現するなら何を残しますか」 |
| 障害 | 「自分で変えられることと、周囲の支援が必要なことは何ですか」 |
| 成長 | 「次の1か月で試したい役割・学びはありますか」 |
| 支援 | 「私やチームに、始めてほしい・やめてほしいことはありますか」 |
| 次の行動 | 「次回までに何を試し、私は何を支援しますか」 |
誘導質問や「問題ないよね」と確認するだけの質問は避けます。沈黙を急いで埋めず、話したくないテーマや、別の相談窓口が適切なテーマがあることも尊重します。
必要な記録と秘密保持の境界を先に伝える
- 日時、扱ったテーマ、本人の次の行動、上司の支援、期限を残す
- 健康、家族、私生活など不要な詳細を評価メモへ転載しない
- 安全、ハラスメント、法令違反など放置できない内容は「絶対に秘密」と約束せず、必要な共有先を説明する
- 本人が閲覧できる記録と、管理上必要な記録の範囲を決める
- 録音・AI要約を自動で使わず、目的、同意、保存、削除を確認する
医療的な評価やストレスチェック制度を1on1で置き換えることはできません。緊急の安全問題や重大な不調が疑われるときは、産業保健・人事・相談窓口など適切な支援へつなぎます。
形骸化を防ぐ確認
- 実施率だけでなく、約束した支援が完了したかを確認する
- 毎回同じ進捗報告になったら、別の定例会議へ移す
- 上司が話しすぎていないか、本人がテーマを選べるかを振り返る
- 評価、指示、懲戒の面談と日程・記録を分ける
参考情報
最終確認日: 2026年8月27日。実施頻度・記録・相談連携は自社の人事・安全衛生ルールへ合わせてください。
スポンサーリンク