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失業率

失業率についての説明です。

失業率(しつぎょうりつ)とは、就業したいと考えているものの就業できない(しない)人が労働人口に対してどれだけいるかを示す統計指標です。完全失業率と呼ばれることもあります。日本では従来終身雇用や年功序列などの雇用慣習により失業率は他の先進国と比較しても低い水準にありましたが、近年は雇用の流動化が進み景気により大きく左右される指標の一つとなっています。

失業率の計算においてよく用いられる「完全失業率」とは以下のような定義がされています。
「労働人口に対する以下の(1)~(3)の人の割合」
(1):就業が可能であり、これを希望している人
(2):仕事があればすぐに就職できる状態にある人
(3):現在求職中の人

このため、労働年齢であっても学生や浪人生、就職を希望していない人などは失業者としてはカウントされません。一般に失業率は景気の状況を色濃く示す経済指標の一つとして注目されています。指標として、企業が人を解雇するのは比較的景気が悪化した段階で行われ始めるとされており景気指標として、失業率は遅行指標に分類されます。

 

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