照会状とは|書き方・必須項目と文例一覧
照会状とは、取引先などへ事実・条件・状況を問い合わせ、回答を依頼する社外文書です。対象を特定し、確認事項を番号や箇条書きで示し、回答期限と回答方法を明確にすると、相手が調査・回答しやすくなります。
照会状と質問状の違い
実務ではほぼ同じ意味で使われます。質問状は疑問点を尋ねることに、照会状は手元の情報と相手の情報を照らし合わせ、事実や条件を確認することに重点を置く傾向があります。名称よりも、相手が何を確認してどう答えるのかが明確であることが大切です。
照会状に書く必須項目
| 項目 | 書く内容 |
|---|---|
| 宛先・発信者 | 会社名、部署名、担当者名、発信日、担当者の連絡先 |
| 件名 | 「商品Aの在庫および納期のご照会」のように対象を特定 |
| 背景・対象 | 商品名、型番、注文番号、契約名、照会に至った経緯 |
| 照会事項 | 一問一項目で番号を付け、曖昧な表現を避ける |
| 回答期限 | 調査・承認に必要な時間を考慮し、依頼形で示す |
| 回答方法 | メール、回答欄、添付ファイルなど、送付先も記載 |
日本郵便の取引条件照会の文例も、照会の背景を述べた後、単価、保守費用、支払条件、納入日を番号で列挙しています。複数の質問を長い一文にまとめず、回答単位で分けます。
照会状とメールの使い分け
日常的な在庫・納期確認はメールでも構いません。契約条件、監査、セキュリティ、複数部署の承認が関わる照会は、回答欄や添付資料を含む文書にすると記録を共有しやすくなります。どの媒体でも、対象、質問、期限、回答先の四つは省かないようにします。
回答期限は一方的に短く指定せず、「恐れ入りますが、○月○日までにご回答いただけますでしょうか」のように依頼します。急ぐ理由があれば、発注予定日や社内決裁日などを簡潔に添えます。
取引条件照会
取引条件照会は、取引を始める前や条件変更の前に、価格、支払条件、納期、送料、返品、保証、契約期間などを相手に確認する文書です。見積依頼や注文書の前段階として使うこともあり、条件を明文化することで後日の認識違いを防ぎます。SaaSや継続契約では、初期費用、更新条件、解約期限、データ返却・削除、サポート範囲も確認します。
在庫照会
在庫照会は、発注前に商品や部品の在庫、納期、数量、代替品の有無を確認する文書です。電話やチャットで確認した場合でも、重要な取引では文書やメールで記録を残すと、後日の発注・納期確認がしやすくなります。在庫状況は変動するため、希望数量、希望納期、回答期限、見積希望の有無、代替品の可否を明確にします。
商品納期の照会
商品納期の照会は、注文済みの商品やサービスについて、納品予定日、出荷状況、遅延理由、代替案を確認する文書です。納期は自社の販売、工事、イベント、顧客対応にも影響するため、遅れが見込まれる場合は早めに確認します。相手を責める表現にせず、注文番号、注文日、商品名、数量、希望納期、回答期限、希望する連絡方法を明示します。