条件付注文書の書き方
条件付注文書は、納期、価格、仕様、社内承認などの条件を満たせる場合に限って注文することを示す文書です。「希望条件」を並べるだけではなく、どの条件が必須で、いつまでに誰が承諾し、不成立ならどう扱うかを明確にします。
通常の注文書は確定した条件で発注します。条件付注文書は、指定条件への相手の承諾や社内決裁など、未確定事項が残る場合に使います。条件が多いときは、発注を急がず見積・仕様の再確認へ戻る方が安全です。
条件を4つに分ける
| 条件 | 記載例 | 不成立時 |
|---|---|---|
| 納期 | 9月15日までに全数納入できること | 分納案を再協議 |
| 価格 | 総額440万円(税込)以内 | 注文は確定しない |
| 仕様 | 別紙必須要件1〜8を満たすこと | 代替仕様を提示 |
| 手続 | 8月26日15時までに書面承諾 | 期限延長は別途合意 |
条件付注文書の文例
条件付注文書
株式会社○○ 御中
2026年8月22日付見積書Q-260822に関し、下記条件をすべて満たすことを前提として注文いたします。
- 業務用端末AB-120を50台、2026年9月15日までに全数納入できること
- 総額は送料・初期設定・消費税を含め4,400,000円を上限とすること
- 別紙仕様書の必須要件1〜8を満たすこと
- 2026年8月26日15時までに、上記条件への承諾をメールで回答すること
いずれかの条件を満たせない場合、本注文は自動的に確定するものではありません。代替案をご提示いただき、双方が変更内容を書面で確認した後に発注を確定します。
株式会社△△
購買部 山田 太郎
変更提案を受けたとき
- 差分を一覧にする価格、数量、納期、仕様、支払条件を元の注文と比較
- 影響を社内確認する予算、利用開始日、顧客への約束に影響しないか
- 新条件へ明示的に回答する「了解しました」だけでなく、変更後条件を引用して承諾
避けたい書き方
曖昧
「納期が間に合う場合のみお願いします」
具体的
「9月15日までの全数納入を条件とし、8月26日15時までに承諾回答をお願いします」
注文と承諾の組合せは契約成立に関係します。重要取引では基本契約や社内法務の確認を優先し、条件付注文書だけで解除権や無償変更が当然に生じるとは考えません。取適法の対象取引では、受託側に責任がない内容変更ややり直しにも制限があります。
参考情報
最終確認日: 2026年8月24日
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