着荷通知の書き方・文例|商品到着メールと検品後の伝え方
着荷通知は、注文品が到着したことを受取側から発送元へ知らせる文書・メールです。注文番号、到着日、品名・数量に加え、外装確認・数量確認・品質検査・検収のどこまで終わったかを伝えます。
「着荷」は本来、荷物が着いたことを表す言葉です。入荷・検品・検収との違いを先に確認したい場合は、着荷の意味と読み方を参照してください。
着荷通知を送る目的とタイミング
発送元は、荷物が予定どおり届いたか、請求や次の出荷手続きへ進めるかを確認したい立場にあります。受取側が到着と確認状況を通知すれば、配送事故の早期発見や、受領記録の食い違いを防ぎやすくなります。
外装と数量をすぐ確認できる場合は着荷当日に連絡します。性能試験や社内承認に時間がかかる場合は、まず着荷だけを知らせ、「検収結果は○月○日までに連絡します」と分ける方法が実務的です。GS1 Japanの受発注業務例でも、納品後の入荷検品・受領確認と、発送側への受領データが区別されています。
着荷通知に記載する項目
| 項目 | 書く内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 件名 | 注文品着荷のご連絡(注文番号○○) | 相手が案件を検索できる番号を入れる |
| 到着情報 | 到着日・時刻、受取場所 | 複数拠点がある場合は拠点名まで書く |
| 取引情報 | 注文番号、納品書番号、品名、数量 | 注文時と納品時の番号を混同しない |
| 確認結果 | 外装、数量、品番、同梱物、品質 | 確認していない項目を「異常なし」と書かない |
| 次の手続き | 検収予定、受領書返送、支払予定など | 契約・社内承認で確定した内容だけを書く |
| 不備情報 | 破損・不足・誤納品と希望対応 | 写真、送り状、該当数量を添える |
着荷直後に送るメールの文例
外装と数量は確認できたものの、品質検査や検収がまだ終わっていない場面の文例です。
件名:注文品着荷のご連絡(注文番号 PO-2026-0710)
株式会社○○
営業部 ○○様
いつもお世話になっております。株式会社△△ 購買部の△△です。
本日7月10日、注文番号 PO-2026-0710 の商品「業務用プリンター」2台を確かに受領いたしました。納品書との照合、外装および数量の確認を行い、現時点で異常はありません。
動作確認を含む検収は7月11日までに実施し、結果を改めてご連絡いたします。迅速にお手配いただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
検品・検収まで完了した正式文書の文例
受領書を返送し、検収完了も明示する場合の例です。紙で送る場合は日付、宛名、差出人を配置し、メール添付ならPDFのファイル名と添付数も本文に書きます。
2026年7月10日
株式会社○○
営業部長 ○○ ○○ 様
株式会社△△
購買部長 △△ △△
注文品着荷および検収完了のご通知
拝啓 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、注文番号 PO-2026-0710 にて発注いたしました下記商品は、本日確かに着荷いたしました。納品書との照合および検収を行い、品名・数量・仕様・外観とも注文内容に相違がないことを確認しております。
受領書1通を添付いたしますので、ご確認くださいますようお願い申し上げます。まずは着荷および検収完了のご通知まで。
敬具
記
1.商品名 業務用プリンター ABC-100
2.数量 2台
3.納品書番号 DN-0710-01
4.検収日 2026年7月10日
以上
日本郵便の着荷通知例には、品目・数量・到着と支払予定を伝える形も掲載されています。支払日を記載する場合は、注文書・契約書・請求書の条件と社内承認を確認し、未確定の日付を書かないようにします。
検品が終わっていない場合の書き方
到着直後は「本日、注文番号○○の商品を受領しました。外装と個数は確認済みです。内容物の検品は○月○日までに行い、相違がある場合は改めて連絡します」のように、確認済みと未確認を分けます。
「確かに受領しました」「異常ありません」という一文だけでは、どこまで確認したかが分かりません。相手との契約で検収期限が定められている場合は、その期限内に結果を通知します。
破損・数量不足・誤納品があった場合の文例
通常の着荷通知に「異常なし」と書かず、件名から要確認であることが分かる連絡に切り替えます。原因や責任を断定せず、受取時に確認できた事実と希望対応を示します。
件名:【ご確認依頼】注文番号 PO-2026-0710 到着品の数量不足について
本日7月10日に到着した「交換用トナー」について、注文数量20本に対し、納品書記載は20本、現物は18本でした。外箱に目立った破損はありません。
開梱時の状態と内容物の写真、納品書の写しを添付いたします。恐れ入りますが、出荷内容をご確認のうえ、不足分2本の再送可否と発送予定日を7月11日までにご連絡ください。
外箱、送り状、緩衝材、商品を撮影し、到着時刻・受領者・運送会社への申告内容も保存します。社内の取扱いミスが原因だった場合の報告は、商品破損の始末書で事実・原因・再発防止策を整理します。
メールと正式文書の使い分け
- メール:日常的な注文品の到着、検品予定、軽微な確認を早く共有する
- 正式文書・PDF:受領書や検収書を返す、契約上の証跡を残す、複数部署で保管する
- 受発注システム:取引先指定の受領・検収ステータスを登録し、必要ならメールも併用する
- 電話:事故や業務停止につながる不備を急いで知らせ、その後に記録をメールで残す
送信前チェック
- 件名と本文に注文番号または納品書番号がある
- 到着日、品名、数量が実物・伝票と一致している
- 着荷、検品、検収の完了範囲を区別している
- 受領書などの添付ファイルを実際に添付している
- 不備がある場合は該当数量、写真、希望対応、回答期限がある
- 支払予定を記載する場合は確定した条件と一致している