ハルシネーション
ハルシネーションとは、生成AIが事実と異なる内容や、根拠のない引用・数値を、もっともらしい形で出力する現象です。
どのような誤りがあるか
| 種類 | 例 | 確認先 |
|---|---|---|
| 事実の誤り | 存在しない制度や人物を説明する | 所管省庁、公式プロフィール |
| 引用の誤り | 実在しないURLや論文を挙げる | 原文、発行元、DOI |
| 数値の誤り | 割合、日付、計算結果を取り違える | 元データ、計算式 |
| 文脈の誤り | 別の商品・地域・期間の条件を混ぜる | 対象範囲、版、基準日 |
なぜ起こるのか
LLMは、質問への正解をデータベースから必ず取り出す仕組みではなく、文脈に合いそうな言葉の並びを生成します。学習データに情報がない、質問が曖昧、複数の条件が混ざる、長い資料の重要箇所を見落とすなどのときにも誤りが起こります。
確認の順序
- 人名、会社名、制度名、日付、金額、URLを抜き出す。
- 一次情報または自社の正本と照合する。
- 引用文が原文に存在し、前後の意味と一致するか読む。
- 計算は式と入力値を分けて再計算する。
- 確認できない内容は削除するか、未確認であることを示す。
RAGでもゼロにはならない
RAGで信頼できる文書を渡しても、検索した箇所が違う、古い版を参照する、文書にない内容を補う可能性は残ります。参照元を表示し、回答と原文を照合できる状態にすることが大切です。
人の確認を外さない業務
契約、法務、医療、採用、融資、税務、労務、安全管理、社外公表など、誤りの影響が大きい判断では、AIを下書きや検索支援に限定します。誰が何を確認し、最終判断したかを記録します。
参考情報
最終確認日: 2026年7月22日
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