業務引継書の書き方・テンプレート|進行中案件と期限の残し方
業務引継書は、後任者が前任者へ毎回聞かなくても、定例業務と進行中案件を安全に続けられる状態を作る文書です。操作手順だけでなく、期限、相手との約束、判断基準、例外、未解決事項を残します。
手順書・案件一覧・連絡先を一枚に詰め込まない
| 領域 | 残す内容 |
|---|---|
| 役割と優先順位 | 目的、責任範囲、止めてはいけない業務 |
| 定例業務 | 頻度、締切、入力、手順、成果物、確認者 |
| 進行中案件 | 現在地、次の行動、担当、期限、相手との約束 |
| 関係者 | 社内外の役割、連絡方法、エスカレーション |
| 情報の所在 | 正本、フォルダー、システム、閲覧権限 |
| 例外・未解決 | 通常と違う処理、リスク、確認待ち、分からないこと |
業務引継書テンプレート
引継ぎ対象: 前任者: 後任者: 確認者:
引継ぎ期間: 最終更新:
1. 定例業務
| 業務 | 頻度・期限 | 手順・保存先 | 確認者 |
|---|---|---|---|
2. 進行中案件
| 案件・相手 | 現在地 | 次の行動 | 担当・期限 |
|---|---|---|---|
3. 関係者・連絡先:
4. 判断基準・承認経路:
5. 例外・リスク・未解決:
6. アカウント・資産:秘密情報そのものではなく、申請先と管理台帳を記載
進行中案件の記入例
| 案件・相手 | 現在地 | 次の行動 | 担当・期限 |
|---|---|---|---|
| 問い合わせ管理刷新/A社 | 見積受領。保存地域の回答待ち | 回答受領後、要件表へ転記し法務確認 | 後任 田中/9月4日 |
| B社更新契約 | 先方へ価格改定案を送付済み | 9月2日まで返答がなければ購買部へ連絡 | 後任 田中/9月2日 |
例外:B社は請求書宛先が契約担当と異なる。CRMの「請求先」欄を正本とする。
「A社対応中」だけでは、次の行動を選べません。最後に何を送り、何の回答を待ち、いつ誰が確認するかまで書きます。パスワードや秘密鍵を引継書へ直接記載せず、承認済みの保管庫・申請手順へ案内します。
文書を渡しただけで完了にしない
- 説明前任者が全体像、止められない業務、例外を説明する
- 実演後任者が実際のシステム・文書で一度操作する
- 照合期限、相手との約束、権限、保存先を確認者が照合する
- 不足を明示不明事項を空欄にせず、確認先と期限を置く
- 完了承認未完了を別管理し、引継ぎの完了者・日付を残す
退職に伴う資産・権限の終了はオフボーディングで別に管理します。会議で決まった事項の記録は議事録を使います。
参考情報
最終確認日: 2026年8月27日。自社の情報分類、アクセス管理、記録保存ルールへ合わせてください。
スポンサーリンク