内部通報窓口の社内通知文例|相談方法と不利益取扱い防止の伝え方
内部通報窓口の通知では、窓口名だけでなく、誰が、何を、どの方法で相談・通報でき、受付後にどう連絡されるかを示します。秘密保持と不利益取扱い防止を明記し、緊急事故や人命に関わる連絡先とは分けます。
窓口名より先に利用条件を明確にする
| 項目 | 記載内容 |
|---|---|
| 利用できる人 | 従業員、役員、退職者、取引先など自社規程の範囲 |
| 対象 | 法令違反、不正、ハラスメント等。一般相談との振り分け |
| 受付方法 | Web、メール、電話、郵送、対面と受付時間 |
| 匿名・連絡 | 匿名受付の可否、希望連絡方法、回答できる範囲 |
| 情報の扱い | 秘密保持、共有範囲、個人情報、記録 |
| 保護 | 通報を理由とする不利益取扱いを行わないこと |
| 緊急時 | 人命、事故、情報漏えいなど別の緊急連絡先 |
内部通報窓口の社内通知文例
2026年○月○日
従業員各位
株式会社○○
コンプライアンス担当
内部通報・相談窓口のご案内
当社は、法令違反、不正行為、ハラスメントその他のコンプライアンス上の問題を早期に把握し、是正するため、次のとおり内部通報・相談窓口を設けています。
1. 利用できる方
当社の役員、従業員、派遣社員および退職後1年以内の方(詳細は内部通報規程をご確認ください)。
2. 対象となる内容
業務に関する法令違反、不正、ハラスメント、安全・品質上の重大な問題など。判断に迷う場合も相談できます。人命に関わる緊急事態は、まず緊急連絡網または119番等を利用してください。
3. 受付方法
専用Webフォーム:[URL]
専用メール:[アドレス]
外部窓口:[名称・連絡方法]
4. 情報の取扱い
受付情報は、調査・是正に必要な範囲に限って取り扱います。希望する連絡方法と、共有を避けたい事情があればお知らせください。
5. 不利益な取扱いの禁止
通報・相談をしたことを理由とする解雇、降格その他の不利益な取扱いを行いません。通報者を特定しようとする行為や通報の妨害も認めません。
6. 受付後のご連絡
連絡先がある場合、受付確認と、可能な範囲で対応状況・終了をご連絡します。調査対象者などのプライバシーや調査上の必要により、詳細をお伝えできない場合があります。
制度の詳細は[内部通報規程の保存先]をご確認ください。判断に迷う場合も、一人で抱え込まず窓口へご相談ください。
利用対象、匿名受付、退職者の期間、外部窓口は自社規程に合わせて書き換えます。実際に運用できない保護や回答期限を約束せず、窓口担当者と文面を照合してください。
受付後の流れも案内する
「完全な証拠がなければ受け付けない」「虚偽なら処分する」と強調すると、合理的な懸念まで萎縮させるおそれがあります。意図的な虚偽と、結果的に事実を確認できなかった通報を同一に扱わない運用が必要です。
公開前の確認
- リンク、メール、電話が実際に窓口へ到達する
- 受付担当者不在時と利益相反時の代替経路がある
- 共有権限、保存場所、保管期間が決まっている
- ハラスメント、人事相談、事故報告の振り分け先がある
- 2026年12月1日施行の改正と自社規程の更新日が一致する
- イントラネットだけでなく対象者が利用できる方法で周知する
通知前に、実際の受付、秘密保持、調査、是正、不利益取扱い防止が運用できることを確認してください。
参考情報
最終確認日: 2026年8月27日。法令・指針・自社規程は施行前後に再確認してください。