参入障壁に関するQ&A
2011年10月14日
Q.質問
スタジオアリスの真似ができない理由子供を中心として、記念写真撮影サービスを提供しているスタジオアリスという企業があります。貸衣装、メイクとスタジオでの写真撮影をセットでサービス提供するビジネスコンセプトを持っており、私も約十年前、子供が小さいころには利用したときにはそのビジネスモデルの斬新さ、有用さ、また随所に見られた工夫にはずいぶん感心させられました。その後、この企業は順調に成長を続けているようですが、これは(他社参入がないかぎり)、新しいビジネスモデルで新しい需要を創造したことによる、当然の結果のように見受けられます。ただし、部外者から見れば、そのビジネスモデルは、他社でも容易に真似できそうであり、参入を許して競争がはじまれば、せっかく開発したビジネスモデルの優位性がすぐに損なわれそう見受けられます。 現実は、そうなっていないのですが、スタジオアリスの真似が容易にできない理由、あるいは実際に参入障壁として、どのようなものが考えられるのでしょうか。
2011年10月19日
A.回答
厳密に言うと、同じコンセプトの競合店は結構存在するのですが、スタジオアリスのような全国にチェーン展開をしている企業は見当たりませんね。大手が参入してこない理由はいくつかあると思います。一つは少子化のため、市場のパイ自体が今後あまり大きくならないであろうこと。つまり消耗戦を仕掛けてまでシェアを取ろうとする企業が今のところ見当たらないこと。子供に特化した戦略が奏功しているのではないでしょうか。次に、教育制度の充実です。子供を相手にするため、社員やアルバイトが子供や家族と楽しく接する術を身につけていないといけません。そうしないと、子供はなかなか笑顔になってくれないと考えられます。スタジオアリスの場合、そのあたりの教育や研修制度が充実していて、他社に真似のしにくいノウハウになっているのかなと考えます。最後にやはりブランド力です。今や「子供の写真と言えばスタジオアリス」と言えるぐらいになってきました。このブランドイメージと言うのは強力で、後から参入してくる企業にとっては脅威となります。これを覆すためには多額の費用を払ってCM,広告を打ち、消費者にイメージ浸透を図らなければならないからです。以上、私見ですが考えを述べさせていただきました。
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