公共投資に関するQ&A

2011年12月17日 Q.質問
マクロ経済の流動性のわなについての質問です。流動性のわなが存在するときに貨幣供給量を増加させても産出量に大きな変化は起きないけれど、公共投資の増加を行った場合は産出量に大きな変化をもたらすことになる理由がよく分かりません。利子率が下限に達して流動性のわながおきているから、利子率をあげることで解消出来ることは分かるんですが、公共投資との繋がりがよく分かりません。分かりやすく解説して欲しいです><お願いします利子率が下限に達した時に債権価格が上限に達して、貨幣需要が急激に増加するという流動性のわなの基本的な所の理解は多分大丈夫です。
2011年12月17日 A.回答
流動性の罠というのは、今の金利で貨幣需要が無限大というものなんですよね。つまり、今の金利で、ともかく現金(銀行預金も含めて)で資産を持っときたいという差し迫った気持ちに人がなっているんですよ。だから、もし日銀が市中に出回っているお金をさらに増やしても、増やしたものがすぐに人々のタンス預金になってもたれてしまって、さらにそれでも足りなくてもっと貨幣を持ちたいと貨幣に飢えているのが流動性の罠なんですよね。だから、日銀が貨幣の供給量を増やしても金利が下がらない。逆に、減らしても金利が変わらない。金利を動かす手段がない状態です。もし、日銀が貨幣供給を増やして金利をさげれるんだったら、金利が下がった事によって民間投資が増えるということを通じてGDPを増やす事もできるんでしょうけど、それが金利を変えれないからできない。逆に政府支出がそんなときには有効です。民間がつかうお金を増やせないなら、政府が使ってやろう、公共投資をやって、お金を使って、人々の所得を高めて支出も増やしてやろうとするのは効き目があるんですよ。普通は政府がお金を使えば、人々の所得があがって、人々は貨幣を持ちたがって、それが金利を上げるんですけど、それが流動性の罠がある場合は金利が変わらないから、金利が上がる事がない。普通は金利が上がる事で民間の投資が減るんですけど、そういうふうに民間の投資が減る事も流動性の罠の場合はない、だから流動性の罠のある場合は金融政策は無効ですけど、財政政策は有効なんです。
 
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