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サンクコスト

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サンクコストについての説明です。

サンクコスト(sank cost)とは、埋没費用とも呼ばれる費用のこと。事業やある行為を行う際に支払った費用や時間などでこうしたものは、途中でその事業や行為をやめてしまっても戻ることが無い費用のこと。時に経営的な判断を誤らせる場合もある。

例えば、5000億円を掛けたプロジェクトがあるとする。このプロジェクトは、ある都市Aと都市Bを高速鉄道で結ぶというものだった。当初の目論見ではこの事業による収支は年間200億円の黒字になる予定だった。
しかし、都市Bにおける主要産業が国外に移転したため、当初の需要計画が大幅に見直され、収支は年間100億円の赤字になることが想定された。
このとき既に費用として4000億円を支出しているとする。事業を中止するにはあと100億円を出せば全てやめることができる。

この場合、事業を中止するまでにかかった費用である4000億円がサンクコストとなる。この2000億円は取り戻すことができない。しかし、もし事業を強行しても1000億円の追加支出と、毎年100億円の赤字が出ることがあきらかである。中止する場合は100億円で済む。
この場合は事業を中止する方がお得なはずなのだが、これまで支払った4000億円の費用がサンクコストとして意識され、事業が継続されることがある。

なお、上記は事業から考えたが、普段の私たちの生活にもサンクコストは絡んでいる。
例えば、1800円を支払って2時間の映画をみたとする。この時の映画がとてもつまらなくて開始1時間で飽きてしまった。この場合チケット代1800円がサンクコストとなる。合理的に考えればすぐに映画館を出れば、1時間の時間を無駄にすることはない。
しかし、サンクコストである1800円が気になって、面白くも無い映画を残り1時間を見てしまうことで、1時間という貴重な時間を無駄にするのである。

 

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