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デファクトスタンダード
デファクトスタンダードについての説明です。
デファクトスタンダード(de facto standard)とは、事実上の標準とされるもの。JIS規格、ISOなどにより明確に標準化されたものではないが市場での利用や認知などが事実上標準化されているものを指す。ちなみに「de facto」はラテン語が英語になったのがそのまま残ったもの。日本語の発音上「ディファクトスタンダード」と呼ぶこともある。
代表的なデファクトスタンダードとなっている例としては「TCP/IP(インターネット通信規格)」、「イーサネット(LANの接続方式)」、「VHS(家庭用ビデオテープ規格)」などがある。
こうしたディファクトスタンダードはその覇権を握る事で、非常に大きなメリットを得ることができる。
一方で、こうしたデファクトスタンダードな分野においては、必ずしも高い技術力を持つことが標準化につながるわけではないという点も示している。
例えば家庭用のビデオ規格においては「VHSとベータ」がそれぞれ覇権争いをしていた。性能面で言えばベータが勝っていたとされるが、プロモーション・販売チャネルなどの面でベータが弱く最終的にはVHSがデファクトスタンダードとなった。
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