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景気動向指数

景気動向指数についての説明です。

景気動向指数(けいきどうこうしすう)とは、様々な名景気指標の中でも特に景気に対して影響を受けやすい合計29の指標のことで毎月内閣府が発表している指標のことを指します。先行指標12個、一致指標11個、遅行指標6個が該当します。

景気動向指数の特徴は、一つ一つの景気指標にはそれぞれ一長一短があり、それぞれの指標だけでは厳密に景気の動向を調べることが困難であることから、複数の指標を統合的に調査することでより正確な景気の動向を調査するための指数とされています。産業や金融、労働市場など経済における様々な側面を網羅した項目をもとに算出しています。

なお平成20年現在で利用されている指標は以下の通りとなっています。

1.先行指標
新規求人数、実質機械受注、新設住宅着工床面積、東証株価指数など

2.一致指標
鉱工業生産指数、商業販売額、大口電力使用量、有効求人倍率など

3.遅行指標
家計消費支出、完全失業率、法人税収入、第3次産業活動指数など


DIとCIについて
平成20年4月速報値から、これまでDI(ディフュージョンインデックス)中心の発表体系からCI(コンポジットインデックス)中心の発表体系へと変化しています。
DIとは、良い指標の数から悪い指標の数を差し引いた指標発表方法で景気の状況や度合いなどを把握するのに優れています。逆にCIとは、景気の強弱を定量的に計測することを目的としたもので、景気の山の高さや谷の深さや勢いなどを示す指標とされています。

 

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