敬語のビジネスマナーQ&A
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謙譲語の使い方について「行く」の謙譲語には、「参 …

2010年04月02日 Q.質問
謙譲語の使い方について「行く」の謙譲語には、「参る」と「伺う」があると思いますが、「参る」よりも、「伺う」を使用したほう適切な場合というのはありますか?会社でビジネスマナーについて話していたとき、 「そちらに参ります」よりも、 「そちらに伺います」が適切ではないかと指摘をうけました。(対顧客、もしくは対上司を想定した場合です。)謙譲語としてはどちらもOKという認識なのですが、敬語に詳しい方がいらっしゃいましたら回答をお願いします。
2010年04月05日 A.回答
2007年に文化審議会は、謙譲語には謙譲語Ⅰと謙譲語Ⅱの二種類がある、と発表しました。両方とも謙譲語なので、自分の行為がへりくだっていることに変わりはないのですが、敬意を示す対象が異なっているのです。簡単に言うと、謙譲語Ⅰは【話に出てくる人物】へ敬意を示すもので、謙譲語Ⅱは【話の聞き手】へ敬意を示すもの(単純に自分がへりくだるだけのもの。丁重語とも言います。)です。ご質問の「行く」に関しては、謙譲語Ⅰが「伺う」で、謙譲語Ⅱが「参る」となっています。よく就活をしている大学生に説明をする際、「明日はまず大学へ参ります。そのあと面接のために御社へ伺います。」という例文を用いているのですが、この場合、「大学」は自分が所属している場所であり敬意を示す必要がないため謙譲語Ⅱの「参ります」を使い、それに対して「御社」は自分が面接を受ける場所であり敬意を示す必要があるため謙譲語Ⅰの「伺います」を使う、ということです。>会社でビジネスマナーについて話していたとき、とのことで、場面設定の詳細は分かりませんが、おそらく、訪問先の場所(会社でしょうか)が敬意を示すものであるために、「そちらに伺います」のほうが適切だという指摘を受けたのではないでしょうか。仮に、この台詞を上司など敬意を示す相手に対して発する場合でも、訪問先の場所に敬意を示すことが必要なのであれば、「そちらに伺います」のほうが適切だと指摘を受けると思います。同じ謙譲語でも、謙譲語Ⅰと謙譲語Ⅱでは意味や印象が異なるので、「行く」という頻繁に使うような単語であれば、一応、ビジネスマナーとしておさえておいたほうが良いでしょう。
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