カテゴリ: 職業とキャリア | 就職、転職
大学卒業後に就職せず、フリーランスで仕事をしたい …
2009年02月25日
Q.質問
大学卒業後に就職せず、フリーランスで仕事をしたいケド…4月から大学3年になります。1年前から翻訳講座のある学校に通い始め、最近、幸いにもお仕事を頂くことができました。もし、今後もコンスタントにお仕事を受注できるメドが立てば(仕事を続けられる能力があると分かれば)、大学卒業後はフリーランスの翻訳者として働きたいと考えています。ですが、就職することも社会勉強やビジネスマナーなどと言った点から必要だと思います。加えて、フリーになったはいいが万が一、仕事が途絶え企業に就職しなければならなくなった場合、企業に勤めた経験がないと中途採用されにくいのではないかと不安です。就職せずにフリーランスの道に進むことは危険でしょうか。現在フリーランスで仕事をしている方は、企業に勤めた経験は生きてくる、もしくは必須だと感じますか。最終的には自分で決めることですが、先輩方のアドバイスを頂きたいです。回答をよろしくお願いいたします。
2009年03月03日
A.回答
おそらく、お仕事を頂いてから1年経ってみたところでご自分の答えは出ると思います。フリーランスにとって一番難しいのは最初の仕事をもらうことよりも、1年を通じて仕事をコンスタントにもらえるかどうかです。私は翻訳学校に通わず、トライアルで翻訳の世界に入りました。そして、本当の意味で幸運だったのは、正式に契約した最初の会社が1年中大量の仕事を抱えていたため、仕事が途切れなかったということです。当初は、色々な方からお話しを聞き、在宅フリーランスで仕事をもらうなら、数社と契約した方が良いと言われていましたが、1社で十分な仕事量と報酬を頂けた為、現在もその会社一本でフリーランスのお仕事をしています。仕事量を抱えている会社と契約を結べるかが、フリーランス翻訳者にとって明暗を分けると思います。派遣をしながらフリーランス翻訳者を目指し、単発の翻訳を受けている友人がいますが、単発の依頼ではとても生活していくほどの額にはならないので、未だに派遣を続けています。そして私の場合、特に翻訳経験がなかったのに最初からお仕事をコンスタントに頂けたのは、やはり企業に勤めた社会経験を買われたからだと思います。私の前職は外資の出版社だった為、編集能力や英文校正の経験を評価してもらい、翻訳以外に英文校正の仕事もよく頂きます。翻訳の実務経験が当時は本当に皆無でしたので、ただの翻訳志望だったら、ここまでお仕事を頂けなかったと思います。フリーランスは新入社員と違い、即戦力であることを求められるので、必然的にある程度の経験を求められます。企業のように、新入社員を「育てる」ことはしません。なので、仕事をしてみて「ダメ」と思われたらそれまでです。「次はがんばってね」の「次」がありません。一度の仕事で結果を出さなければならない厳しい世界だと思います。お小遣いを稼ぐには割の良い仕事かもれませんが、生活がかかるなら大変厳しい仕事だと思います。実務経験があまりない翻訳者がそれなりに稼ぐのであれば、ほかの翻訳者とは違う特技を持たなければ、コンスタントにお仕事を頂くのは難しく、最初は上手くいったとしても、いつか行き詰まると思います。翻訳に役立つ知識や経験を身につける場所として、会社に一度就職することは非常に有意義だと思います。コンスタントにお仕事を頂くようになると、電話やメールで頻繁に連絡をとって進捗やら打ち合わせをするようになったりするので、コミュニケーション能力も必要になります。なので、契約会社の方も、翻訳の能力以外に「人間性」も見ていると思います。結局のところ、フリーランスであろうが中途採用であろうが、社会人経験がない人よりも経験のある人のほうが有利なことに変わりないと思います。